この映画を先に観たみなさんのレビューをなんとなく薄目で見てると、
ほんとに賛否両論あってびっくりしますね。
否のみなさんのコメントは「期待外れ」「時間の無駄」「意味がわからない」など酷いもんで…。
(グーグルディスカバーさんそういうのばっかり出さないでください、こっちは楽しみにしてるんだから)
なんでそういうことになるんだろう、カンヌで絶賛されたらしいから駄作なはずないのに…。
と思いながら観てみて、なんとなく賛否両論の理由がわかりました。
わかりやすくはっきりしたストーリーではない映画だからだ!
(そしてカンヌってたぶん難しい映画を扱うところなんだよ、たぶん)
私の思う「いい映画(音楽・小説・漫画etc)」とは、
何年かおきに観るとそのたび感想が変わる作品、です。
自分の人生のステージが変わるたびに、その作品から受け取るものが変わっていく。
それだけ受け取れるものがたくさん多種多様にある作品だということです。
ラノベじゃなくて純文学、トレンディドラマじゃなくて文芸映画ということかな。
私は純文学も文芸映画も馴染みがないので、この「8番出口」という映画もちょっと難しかったですけど、
それでもいろいろなことを受け取ることができました。
たくさん受け取ったうちのひとつを、なんとかがんばって言語化すると…
「信頼と会話(傾聴)は大切にしたい」かな…。
せっかく夫と出会えたんだから、かな。
でも、観る人によって受け取るものはぜんぜん違うと思います。
他の人が何を受け取ったのかもぜひ聞いてみたいところです。
ラストシーンもああいう感じだから、
主人公がこのあとどうするのか、どうなるのか、
観る人によって想像することはぜんぜん違うんだろうな。
私としては「絶対ああするだろう、ああしてほしい」と思って、
ぼんやりとハッピーエンドが見えました。
私はあの場面でああすることができる快活なオバチャンを目指しているので、
(まだ全然そうなれてないですけど)
それができたら、8番出口に迷い込むことなんて決してないんだろうな。
そういう人生が合ってるのかどうかわからないけど。
そんなことを考えてたら、あるネタバレ考察記事を見つけました。
↓↓リンク先はネタバレだから気をつけてくださいね!↓↓
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えっ。原作ゲームには続編があるのか…。
それじゃあのラストシーンは…。
いや、自分で受け取ったものを大切にしておきます。
この考察記事を読んだだけでも面白いので、
これからいろいろな方のネタバレ考察記事を探して読んでみようかな。
いい映画ってのはそういうこともできるからいいですねえ。
あ、それと、ホラーが苦手な方へ。
私もホラーが苦手で、苦手だっつってんのに「呪怨」を見せてきた元彼をいまだに恨んでますけど、
この映画はビクッとするシーンはあるものの、ストーリーの一部として面白く見れましたよ。
でも怖そうだと思ったら薄目で見たほうがいいかもです。

このおじさん役の人も良かったなー。
ほかに何に出演されてるんだろ。ちょっと気にしておきたいです。