ときどき耳がつまるので困っているんですよ。
最初に気になったのは10年近く前だったかと思います。
ボイトレのレッスンを受けているとき、耳がつまって自分の声が反射して聞こえるんです。
正確に自分の声が聞こえないので、発声練習の妨げになって困りました。
ボイトレ以外にもいろんな時につまるんで困りました。
ジムで運動してる時、車を運転してる時、早足で歩いている時、じっと座っている時などなど。
数秒から長くても数分で収まるんで、めちゃくちゃ困るってわけじゃないんだけど地味に困ってました。
いい加減うんざりしてきたんで、もしかしたら耳鼻科に相談すればなんとかなるんじゃない?と思って、
近所の耳鼻科に行って話したら「おそらく耳管開放症です」とのこと。
「一日中つまって困ってる人なら手術するんだけど、それほどでもないので治療する方法がない」と言われて、あーまじかーと思っていたら、
「日大板橋病院に耳管の専門の先生がいます。耳管の専門というのは日本でも少ないので、その先生に相談してみては」
と言われて、紹介状を書いてくれました。
ちなみに日大板橋病院の近くのおいしいごはんの情報はこちら
さっそく日大板橋病院の予約をとって行ったんですけど、
耳管の専門の先生にかかる前に、まず一般の耳鼻科の先生に診てもらう必要があります。
予約時間の少し前に行ったんだけど、大学病院ってけっこう待つんだねー。
いっぱい検査しました。聴力の検査、鼓膜の検査、耳管の検査、あと念のためのCT検査。
その結果は「耳管開放症とは言い切れません」と。
やっぱり専門の先生に診てもらいましょうということで、耳管の先生のいる時間に予約を取りました。
ちなみにこの日のお会計はおよそ10,000円!
わー。これで「言い切れません」となー。
まあしょうがないかー。ちゃんと調べてもらったっていう安心材料になるもんな。
1か月半待って、やっと耳管の専門の先生に会えました。
どんなときに症状が出るかなど、いろいろ質問されて…
専門の先生に聞いた耳管開放症の原因
「ボイストレーニングで耳がつまると言って来る人は結構いるんですよ。おなかからすごい圧がかかるんでしょう。それで、耳管が開きやすい人はポンッと開いちゃう」
「ジョギングやウォーキングなどの運動もそうです」
「開きやすい行動を自分でとってしまっているということ。それほど異常なことではないんです」
耳管が開きやすい人というのは、
私の場合は、低用量ピルを飲んでいるというのが大きいみたいです。
「ピルをやめてもいいのであれば、やめて1か月くらい経つと改善する人が多いですよ」
私「うーん。やめたくないなあ…」
「じゃあしょうがないですね」
それと、ストレスや急な体重減少など原因はいくつかあるけど、原因がわからないことも多いんだそうです。
軽度の耳管開放症の治し方
重度の人の場合は手術するけど、私の場合はそれほど異常ではないとのことなので、
「①漢方薬を出しておきます。
まず耳管開放症の場合は『加味帰脾湯(かみきひとう)』を使うのがメジャーです。それと最近は『補中益気湯(ほちゅうえっきとう)』を使うことも多いです。
どちらも成分はだいたい一緒で、人によってどちらが効くかというのがある」
私「試さないとわからないってことですね」
「そう。加味帰脾湯がメジャーなのでこちらを出しますね」
それと、②鼻から入れる生理食塩水をもらいました。
鼻から多めに入れて→顔をうまいこと傾けて→うまいこと耳に当てます。
そうすると治ることが多いんです。
生理食塩水がなくなったら自分で作れるので、数分続いて困るときにはこれをやることにしました。
「あとは③水分補給をしっかりしてください。それで様子を見ましょう」
「わかりました」
これで耳管の専門の先生の診察は終わり。
この診察の過程を報告書にして、最初に行った近所の耳鼻科に送っておいてくれるそうです。
また薬がほしいなと思ったら、近所の耳鼻科に行けばわかるようにしておいてくれると。
そうかあ。
専門の先生でも「これでスカーッと治ります!」というものではないんだな…
たぶん地味に困ってる人ってけっこう多いんだろうな。
そんな地味に困ってる人の参考になればと思って、私の体験談をありのまま書きました。
とりあえずこの漢方薬を飲んで改善したらいいなと思います。
調べたらこの漢方薬、精神的な不安や倦怠感に効くやつなんですね。
耳管開放症の原因「ストレス」もあるらしいから、そこからアプローチしてみるってことなのかな?
大学病院ってお金かかるのか!?と思って、2回目のときも10,000円持って行ったんだけど、
何も検査してないから420円でした。
これも参考になるといいな!!
