pleasant-day いつでも楽しく心地よく♪

ミュージシャンで占い師でタクシードライバーの私が好きなことを語るブログです。好きなものと楽しいことに囲まれて生きていたいよね。

近くにあるのに一生わからないこと

いつもバイクで通る道にカフェがあるんです。

駅の目の前にあります。

行ってみたいと思ってるんだけど、いつもバイクで通りかかるだけなので行けません。

 

その駅には降りる用事がないし、そのカフェには駐車場もないので、

行くことはこれからもないと思います。

これからもバイクで目の前を通るだけです。

 

踏切の目の前にあるので、いつもそこで長いあいだ待ちます。

だから店頭のポスター等を見て、その店にどんなケーキがあるのか、なんとなく知ってます。

行ったことはないしこれからも行くことはないのに。

 

今日そこを通りかかったとき、

なにやら見慣れない張り紙がありました。

白い紙に黒い文字で何か書いてあります。

目の前にバイクを停めているのに、文字が小さいので、何が書いてあるのかわかりません。

その店に入ろうとする人だけが近くで見れて文字を読むことができるのでしょう。

 

張り紙のトーンからしておそらくお詫び文かなと思います。

そう思って見ると、

「お客様にご迷惑をおかけして申し訳ありません」「今後ともよろしくお願いいたします」という文字だけ読めました。

 

あとはさっぱり読めません。

この店で何があったのか、誰に向けて書かれている文章なのか。

目の前をバイクで通りかかるだけの私にはさっぱりわかりません。

こんなに近くにいるのに。毎日通りかかっているのに。

 

これからもきっと、この張り紙の内容を知ることはないのでしょう。

これからもずっと「あのケーキおいしそうだなー」と思うことしかないのでしょう。

そのケーキを食べることは決してないのでしょう。

 

なんかちょっと切なくなりました。

こんなに近くにいるのにわからないことってあるんだね。

 

君たちもそのドアを開けることは決してないのだろうね