あれは15年くらい前になるのか…
うら若き乙女だったころの話です。
当時は華やかな現場の裏方で働いてまして、職場は女だらけでした。上司には男の人がいました。
あるとき、休憩時間に女同士でワイワイしていて、
たしか「化粧品は何使ってる?」みたいな話だったと思います。
話の内容はほとんど覚えていないのですが…
先輩女性Aさん「眉毛は100均だから」
同僚女性Bさん「あー、私も眉毛は100均です」
私「へー、100均の眉毛いいんですね」
100円均一ショップの化粧品売り場って当時から品揃えいいんですよねー。
そんな話をしてたら、近くにいた上司の男の人が割り込んできました。
心底驚いた顔をして。
「眉毛が100均ってどういうこと!!?」
そうか、私たちは
「眉毛を描くペンシルを100均で買ってる」ってすぐわかるけど、
男の人にはさっぱりわからない話なのか。
眉毛を100円で買うって何!!?って思ったんだろうな。
立場が違うと全然わからない話もあるんだな、と
若かりし私が気づいた話でした。
そんなことを、おば…じゃなくてお姉さんになった今でも、
眉毛を描くたびに思い出します。
あの場にいた全員がたぶんもう覚えてないだろうけど…。
しょーもないこと覚えてることってありますよね。
しょーもないことでも自分には案外大事なことだったんだろうね。