タクシーによく乗る方ならよくご存知だと思うのですが、
案外ご存じない方が多いのかなという体感です。
これ、スーパーサインっていうんですけど
タクシーの助手席の前についてて、外から見えるやつです。
これ、昼間だと窓に反射して見えづらいこともあるのかな?
夜だと結構見えると思うんですけど…。
このフリー画像作った方、わかりやすく作ってくれました。
東京のタクシーのスーパーサインは大体この色です。
(他の地方のことはわかりません。この記事は東京のタクシーのことを書いてます。他の地方では違うことがあったらごめんね)
これが
「空車」と書いてあるタクシーは、手を挙げれば止まってくれて乗れます。
営業中でお客さんを探しているタクシーです。
「迎車」と書いてあるタクシーは、手を挙げても乗れません。
お客さんから依頼を受けて向かっている途中のタクシーです。
「回送」と書いてあるタクシーも、手を挙げても乗れません。
休憩・帰庫・故障など、なんらかの理由で営業していないタクシーです。
(もしかしたら乗れる場合もあります。後述しますね)
何も書いていない、
または「賃走」と書いてある、
または夜なら「割増」と書いてあるタクシーも、手を挙げても乗れません。
お客さんをもう既に乗せているタクシーです。
まとめると
手を挙げると乗れるタクシー…「空車」
手を挙げるともしかしたら乗れるかもしれないタクシー…「回送」
手を挙げても乗れないタクシー…それ以外
です。
もしかしたら乗れるかもしれない、というのは…
「回送」は、休憩に向かう時・会社に戻る時・修理に向かう時などに出すのですが、
「そろそろ会社に戻らなきゃいけない時間だな。会社と逆方向に行くお客さんは乗せられないけど、会社と同じ方向のお客さんなら乗せられるな。微妙な時間だから回送にしとくか…。」
なんて時、手を挙げてくれるお客さんがいたら乗せることもあります。
あるいは、休憩したあと営業に戻るときに、
空車を出さないといけないのに、うっかり回送のままで走ってしまう時ですね。
(ダメ運転手です。すいません…。)
そんなときも手を挙げてくれる人がいたらもちろん乗せられます。
これ、案外ご存じない方がいるのかなーと思います。
「回送」「迎車」「賃走」を出しているときに、一生懸命手を挙げてくれる方が結構いらっしゃいます。
乗せられないのよー!!
そんなに一生懸命挙げてくれたら申し訳ないじゃないのよー!!
外が明るくてまぶしかったり、タクシーが速く走っていたりすると、
見えないからとりあえず手を挙げているのかな、と思うんですが、
夜だったり信号待ちなんかで止まっている時にも、一生懸命挙げてくれる方がいらっしゃいます。
スーパーサイン見たら一発でわかるじゃないのよー!!
後ろから他のタクシー来るかもしれないからそっち探してよー!!と思います。
ということで、ご存じない方のために解説でした。
乗せられないのに一生懸命手を挙げられるとこっちも申し訳ないのよー。
(これは東京23区&武蔵野市・三鷹市のタクシーの話です。
他の地方では事情が違うこともあるかもしれません。
東京の西の方だと流し営業が禁止されてるから空車でも止まってくれない、という話も聞きました。ややこしいよね)
ちなみに「SOS」が出ているタクシー、行灯が赤く点滅しているタクシーは、
中でお客さんと揉めていたりして大変なことになっているタクシーです。
これを見かけたら警察に電話していただけると助かります。